Library and Information Science

本文は国立国会図書館設立以来二十数年にわたる発展の歴史を鳥瞰したもので，それぞれの事項について問題点にふれている。まず同図書館設立の経緯の概略を述べ，国立国会図書館法に則して，同図書館の目的，サービス目標を記した後，赤坂離宮に昭和23年6月開館した当時の模様や上野図書館の合併の事情を説明し，さらに新館の建築ならびに増築完成とその後の機構，予算（予算表によると昭和23年度予算のおよそ26倍の予算が昭和46年度には組まれている），収書，参考業務，書誌サービス等について論じ，最後に電算機による機械化計画の進捗状態と今後の見通しを述べている。