ハンフリーズ報告に対して一言A commentary to Humphreys Report
発行日:1974年10月31日Published: October 31, 1974
日本の大学図書館についてのハンフリーズ報告はきわめて示唆に富むものである。とくに「全国図書館委員会」設置の所見には,多少の疑問はあるが,だいたい賛同できる。しかし,国立国会図書館の業務については誤解がある。下館が国会に所属するため,国立図書館として機能することは不十分であり,別に国立図書館を設置する必要があると主張しているが,いったい国立図書館の機能とはどんなものなのであろうか。ハンフリーズがかつてこの問題について書いた論文を引用し,これに対比させながら国立国会図書館の業務を紹介する。同館は,真の国立図書館として機能することが,同時に国会奉仕にも有益であり,この2つは同根であると考える。
© 1974 三田図書館・情報学会© 1974 Mita Society for Library and Information Science
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