「エビデンス・ベースト・ライブラリアンシップ」(EBL)の枠組みの検討―日本の図書館情報学文献の実態に基づいて
1 慶應義塾大学文学部 ◇ 〒108-8345 東京都港区三田二丁目15番45号
2 慶應義塾大学大学院文学研究科 ◇ 〒108-8345 東京都港区三田二丁目15番45号
3 慶應義塾大学文学部(非常勤講師) ◇ 〒108-8345 東京都港区三田二丁目15番45号
4 駿河台大学文化情報学部 ◇ 〒357-8555 埼玉県飯能市阿須698番地
1 慶應義塾大学文学部 ◇ 〒108-8345 東京都港区三田二丁目15番45号
2 慶應義塾大学大学院文学研究科 ◇ 〒108-8345 東京都港区三田二丁目15番45号
3 慶應義塾大学文学部(非常勤講師) ◇ 〒108-8345 東京都港区三田二丁目15番45号
4 駿河台大学文化情報学部 ◇ 〒357-8555 埼玉県飯能市阿須698番地
【目的】図書館業務における研究成果の活用と研究の実践を促進するエビデンス・ベースト・ライブラリアンシップ(EBL)の適用可能性と問題点を検討する。
【方法】日本の雑誌論文100論文に対してEBLで挙げられている根拠のレベル,課題,主題領域を調査し集計した。
【成果】日本の図書館情報学論文はEBLの根拠のレベルでは,事例研究と専門家の意見が大半を占め,EBLのレベルの高いとされるサミングアップは2件にとどまった。また,EBLで示されている三つの課題にあてはまらず,課題のない論文が30%と多かった。主題領域にも偏りがみられた。しかし,EBLの枠組みを検討すると,EBLがエビデンス・ベースト・メディシン(EBM)の影響を強く受けているため,図書館情報学文献に適用するには困難が多いことが確認された。
© 2008 三田図書館・情報学会
This page was created on 2021-01-15T11:52:43.166+09:00
This page was last modified on
このサイトは(株)国際文献社によって運用されています。