目録法教育―シカゴ大学における実際On the teaching of cataloging
発行日:1964年7月1日Published: July 1, 1964
図書館において資料が収集された場合,それに対する明確な管理および整理方式が確立されない限り,図書館の機能は発揮されない。その意味において,目録およびその構成と管理は,図書館においてきわめて重大な意義を持つ。特に各種領域における諸種の形態を持つ資料の急増を考慮するとき,目録作成に課せられた任務はきわめて大きい。
したがって,図書館学校においては,従来にもましてこの事に重点がおかれねばならず,学生は理論と実際に行うことによってのみ体得される。それ故,図書館学校では,そのカリキュラムの構成において実践を重視する方向に向いつつある。
シカゴ大学の図書館学校においては,目録および分類は,必修科目である四つのコースに含まれている。その第1は概説にあたる部分であり,他の三つは社会,自然,および人文の諸科学に関するものである。レファレンスもしくはビブリオグラフィーに関する機能と目録とは本質的に分離しがたいから,すべて上述の4コースにおいて総合的に扱われる。
© 1964 三田図書館学会© 1964 Mita Society of Library Science
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